現代町家とは
「現代町家」は、単に懐古主義の家を建てよう、という運動ではありません。むかしの町家に学ぶべきことを学びながら、現代の町家とは何なのかを、地域ごとに見つけ、それを活かし、ルール化された設計システムによってつくられるのが「現代町家」です。
法規によって隙間や寸地が生じてしまうのが、今の家です。この半端な空地(くうち)に木や草花を植え、そこを部屋の一部として内部化しながら、道路側にも開いて、家の前を通る人にもよき印象を与える、そんなあり方です。
現代町家の決めごと
現代町家にはいくつかのルールがあります。構造のこと、設計のこと、部材のこと、山のこと...取り組むみんなの「決めごと」のようなものです。
部屋を組み合わせた「間取り」ではなく、「場所」「シーン」を思い浮かべてプランする。居住空間(くつろぐ、食べる、寝る)、補助空間(玄関、水回り、隠れ家等)を構成します。
現代町家の設計システムを考案したのは、建築家・趙海光氏。このシステムを学び、建築するのは、全国の「町の工務店ネット」に参加する工務店「現代町家クラブ」です。地域の町家の因子を発掘し、各地の現代町家に学び、現代町家の普及・発展のための活動を行います。
原点の見つめ直し
先日、日本列島を不意に襲った未曾有の大惨事、東北関東巨大地震。何故、荒ぶる大地は怒気を増幅させ災害を呼び起こしたのでしょうか。自然に傲慢になり、畏怖の念を忘れた人間に対する警鐘という気がしないわけでもなくなってきています。...(続きを読む)
一坪里山(ひとつぼさとやま)を提案
リビングの延長にデッキをつくる人が増えています。住まいの中から庭の植栽を楽しむ習慣は古来の日本人の住まい方としてありました。一坪程のスペースがどれだけ暮らしに豊かさをもたらすか計りしれません。自生種の植物が次々に「絶滅危惧種」に指定されるなかで、家の庭を「種の保存」をはかる最前線にしようという試みがあります。そこでは、地域固有の自生種が育ち、小さな水槽の中で、メダカが元気に泳いでいます。ゼノマでは「一坪里山」にその地域に自生する草花を植えることもあわせて提案しています。
その草花木は近くの里山や野から採取したものを用いる。
主にとやま県産材を使用
家をつくるための木は、人工林で育てられます。人工林は、たくさんの苗木を植え、成長にあわせて必要な手を掛けることで成り立つ森です。近年、輸入材の影響で各地に放置林が広がりました。健全な森が失われると、野生動物が里に下りて被害をもたらし、木が根付かず、草が育たない森からは、表土の流出による川や海の生態系の破壊、保水機能の低下による水害の原因などを招きます。健全な森が失われることは、私たちの生活に深く関わることです。ゼノマはとやま県産材アドバイザーとして「製材所」「工務店」の立場から、棚板・腰板・造作仕上げ材として、「とやま県産材」をおすすめしてます。




